漫画「海が走るエンドロール」紹介します!
ネタバレがないように書きますが、構成上本編の内容にあらすじ程度に触れてしまうので、嫌な予感がした方はブラウザバックお願いします。
それでは、うつ病で家に引きこもって仕事をしている私の人生の教科書として出会った1冊について書いていきます!
海が走るエンドロールとは
あらすじ
65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れた主人公のうみ子
。
海という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は自分が「映画が撮りたい側」の人間なのだと気づかされる。
海の一言がきっかけで、うみ子の人生の消化試合のような生活が一変していく。
「映画を撮りたい」という気持ちで繋がる二人。
うみ子は映画を撮ることを決意する。
海が走るエンドロールの登場人物紹介
茅野うみ子
この物語の主人公。 自分が「映画を撮りたい側の人間」で あったことに気づく。
美大に入り、映画づくりを勉強中。料理を作るのが好き。
資内海
うみ子を映画制作の道へ 誘うことになった、不思議な青年。
口数は少ないが、 映画制作に真摯に向き合う。
海が走るエンドロールの感想
おばあさん視点だからこそわかる人生の教科書
こんなおばあちゃんでも新しい事始められるのかっ!という勇気と安心感もらいました!引きこもって在宅で仕事をして、私の人生はこのままなのかなって思っていましたが、うみ子さんのように年を重ねてからでも出来るなら、私はまだ、もっとなんでもできるんだって思えました。
私が周りに置いていかれて焦っていた中で、こんなに歳を重ねてからでも新しい事に挑戦できるって、今は休んでてもいいんだって、思う反面、何か新しいことを始めたい、変わりたいと思わせてくれる一冊です。
読み物としての面白さもさることながら、おばあちゃんからしか学べない事、おばあちゃんだから躊躇うこと、まだまだ若い世代に分類される私には未知の世界が広がっていました。
いつでもなんでも始められることを教えてくれると同時にそれは早い方が良いのも間違いない……と色々考えさせられます。
何か始めたい時に読む本
また、この本はメンタルが沈んでいる時に読むのはおすすめしません。
おばあさんがキラキラと頑張っているのに私はどうして頑張れないんだろうという負のループに陥ります。
けれど、少しでも今の環境を変えたい、このままでは、嫌だ、と思った時に読んで欲しいです。
この本は何か始めたい時に読む、海の波へ乗るために1歩を踏み出すための本です。重い脚を持ち上げる筋繊維の1本みたいなお話です。